ヴィエラがユーベなど

浦和の犬飼基昭社長(64)は「華のない選手はいらない。資金はある。強化部にはケチケチするなと伝えている」と大号令。移籍金ゼロのマリッチではなく、エメルソンのアル・サードへの売却益11億円を新外国人に投入する方針を示した。10人以上候補はいるが、「サビオラよりも上の選手。23歳で、フィーゴよりもバリバリ」と横浜Mが狙うアルゼンチンの若きエース以上の名手であることも重ねて明言した。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/jul/o20050714_30.htm

サビオラ以上の23歳くらいの選手」とは誰なんだろう。条件に当てはまる選手はそんなに多くないので、絞り込めば推測できるかも。サビオラを上回る23歳くらいのFWか。
82年生まれがジラルディーノアドリアーノカッサーノ。81年生まれがエトーズラタンバロシュベルバトフ。無理だろ。確実にサビオラ以上とはいえないけど、サンタクルスクラニー、シセ、デフォー、ヤクブ、トゥンジャイ、ドノバン、ビジャ、フォーセル、フィゲロアあたりでも十分凄いよ。
ただしWC前に日本のクラブがそんな選手を獲得するのは非常に困難。。ゲットできたら凄いな。タイプ的にベルバトフサンタクルス辺りが理想か。エメルソンを売って得た11億では獲れないと思うが

ユベントスFCが、アーセナルFCで主将を務めていたフランス代表MFパトリック・ビエラ(29歳)を獲得し、現時点でこの夏最大の移籍をまとめることになった。両クラブは、計2,000万ユーロ(約27億円)でビエラの移籍に合意した。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=317048.html

正式決定。流石モッジ。
これで課題とされていたエメルソンのパートナーを*1をしっかり補強。このダブルボランチはかなり強力。
ただ29歳の選手に大金をかけるのは最近のユーベらしくないな。これだけあればロシツキーマスチェラーノを獲ってもお釣がきたのでは。ヴィエラは少々衰えた感がある。ユーベにとってこの補強が戦力的に上積みなのは間違いないけども。

あとは優秀な若手DF*2とバックアップを補強すればほぼ問題なさそう。トレゼゲが怪我しなければ。以前『補強ポイント考』で書いたように、怪我しないトレゼゲ級のFWは必要だと思う。ただし中途半端な人材ならトレゼゲの方が良いので、これからさらに大金かけてFWを補強する事はないかもしれない。ネドベドの後継者候補も来シーズン以降に持ち越しかな。

一方のアーセナルとしてはどうなんだろう。29歳の選手を27億で売れたのは悪くはないけど、売るなら昨シーズンの内にマドリーへ*3売るべきだった。
今シーズンのヴィエラは不調で例年のようなプレーが見れなかったけど、まだまだアーセナルにとって有用な選手のはず。ジウベルト・シウバが昨シーズンのように怪我するかもしれないし、将来有望なセスクやフラミニもまだフルシーズンは厳しい。

選手層も薄くなったし、これで新たにCHを補強する必要が出てきた。それも獲得にはかなりの高額が予想される一流選手。そもそもGKやDFの補強という課題も残っている。攻撃的なバプティスタにオファーしてる場合ではないと思うが。

ヴィエラと遜色ないCHというと、バラックやバラハが思い浮かぶけど、ベンゲルのことだから若手の青田買いに走りそうですな。でなきゃベンゲルらしくない。どうやらジェナスを狙っているらしい。

フィオレンティーナが、元イタリア代表DFジュゼッペ・パンカロ(33歳)と契約を結んだ。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=316517.html

キエッリーニが返却されたLSBの補強はパンカロ。将来性の点で疑問だけど、フリーで獲得できたので及第点は付けられる。

ACFフィオレンティーナが、USチッタ・ディ・パレルモに所属していたイタリア代表ストライカー、ルカ・トニ(28歳)を移籍金1,000万ユーロ(約13億5,000万円)で獲得した。http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=317209.html

年俸150万ユーロらしい。プランデッリが好きそうな大型CF。大型といっても空中戦やフィジカルで勝負するタイプではなく、足下のテクニックが巧みなポストプレーヤー
トーニが良い選手なのは間違いないけど、28歳という年齢を考慮すると13億は高いでしょ。ビッグクラブの控えクラスをレンタルして、ボジノフパッツィーニを育てた方が先に繋がるし、余った金でDFが補強できるのに。前線に良い選手並べるだけでは勝てないと思うんだが。
お得意様からトゥドルとダービッツをレンタルしようぜ。

クロアチア代表FWマリッチ(32)が浦和と東洋大との練習試合に出場し、30分2本に出場して2得点を決めたものの、即合格とはいかなかった。犬飼社長は「華のある選手が欲しい。23歳くらいでサビオラ(アルゼンチン代表)以上の選手」と他にも大物外国人をリストアップしていることを示唆。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/07/15/04.html

インテル・ミラノが、チリ代表MFダビド・ピサロ(25歳)をウディネーゼ・カルチョから獲得した。
ピサロは、メディカルチェックを無事に通過し、インテルとの4年契約にサインした。ウディネーゼは、インテルから移籍金1,000万ユーロ(約13億5,000万円)を得ると共に、マケドニア代表ストライカーのゴラン・パンデフも獲得。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=317102.html

セリエA屈指のレジスタがついにビッグクラブへ移籍。ところが行き先はインテルかよ。
インテルの中盤のレジスタには既にヴェーロンがいるし、CMF自体がただでさえ過剰供給気味。インテルはやっぱどこかずれてる。ヴェーロンのバックアップとしてはこの上ない人材だけど、大金かけて補強するならDFではないかね。
モラッティは相変わらず夢を見てるようだ。

一方のウディネーゼは、CLを戦うに当たって司令塔の離脱はかなり痛い。まあ安く買って高く売るクラブなので仕方がないんですが。高値で選手を売るついでに、きっちりパンデフ*4仕入れているところは流石。いずれ高値で売れそうだし。

ニューカッスル・ユナイテッドFCが、ここ数カ月にわたって獲得を目指していたFCインテル・ミラノのトルコ代表MFエムレ・ベロゾグル(24歳)と契約を結んだ。移籍金額は600万ユーロ(約8億1,000万円)と伝えられている。
http://jp.uefa.com/News/Kind=1/newsId=316942.html

エムレはトルコ国内から移籍するクラブを間違えましたな。インテルにいても出番はなさそうなので、出たのは正解。リーガの方がプレースタイル的に合うと思うけど。
ニューカッスルではロベールの代わりに左サイド起用かな。CHとしては守備力にやや欠けるし。攻撃的センスは魅力十分。果たしてスーネスが使いこなせるやら。

*1:昨シーズンはエメルソンが不調のときに中盤でゲームを作るのに苦しんでいた。CLのリバプール戦とか。

*2:CBとRSB

*3:40億程度のオファーがきてた。

*4:またラッツィオにレンタルされるみたい