Football Baton
id:encyclopectorさんより。
長くなっちった。こういう企画で色々と振り返るのは楽しいね。
1.あなたの持っているサッカービデオ(DVD)の数
市販物はあまりない。自作は沢山。94年以降の主要大会の総集編は大体揃っているはず。98年以前は現在行方不明だが。
2.今一押しの選手(人物でもクラブでも何でも可)
国内では前田遼一、太田吉彰。代表定着するくらいにまで成長して欲しい。
国外ではアリエン・ロッベン、ハビエル・マスチェラーノ、セルヒオ・ラモス、セルヒオ・アグエロ、ケルロン。2014年のワールドカップでも見れるかもしれない。
3.印象に残っているゴール
これキリがない。ジャンル別に分けよう。
やはりリアルタイムで試合中に味わったゴールが印象深い。マラドーナの5人抜きとかも凄いとは思うけどね。
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- ワールドカップ編 ベスト5
- ゲオルグ・ハジ 94年 WCグループリーグ vsコロンビア
優勝候補コロンビアを静めた華麗なロングシュート。唐突だったから度肝抜かれた。この大会でのハジは美しかった。
- ロベルト・バッジョ 94年 WCトーナメント1回戦 vsナイジェリア
後半終了間際、リードされていたイタリアを救った起死回生のゴール。この大会でのバッジョの流れの中でのゴールはどれも印象的。この当時はアズーリ好きだった。美しき地中海ブルー。バッジョが代表に呼ばれなくなってからはくすんで見える。大舞台で結果を出せる後継者はいまだ現れず。
- オリセー 98年 WCグループリーグ vsスペイン
スペインを沈めた弾丸ミドル。その凄まじい弾道はインパクト絶大だった。たぶんこのシュート影響で、数々のTVゲームのオリセーのシュート力が最高値に設定されたんだと思う。
- マイケル・オーウェン 98年 WCトーナメント一回戦 vsアルゼンチン
ベッカムのパスをヒールで受けて、ハーフウェイライン付近からドリブルで独走してゴール。衝撃的だった。この頃のオーウェンは本当に速かったのに、今はかなりスピードが落ちてしまった。
- デニス・ベルカンプ 98年 WC準々決勝 vsアルゼンチン
後半終了間際、フランク・デブールからのロングフィードを、これ以上ないトラップで受け止めてから、一人DFを交わして勝ち越しゴール。ベルカンプらしい絶品ファーストタッチ。試合自体も大会屈指の名勝負。
2002年のワールドカップは、これまでに比べるとつまらんかったな。誤審のせいで。
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- EURO編 ベスト5
EUROはスーパーゴールが多い。
エリア内でワンタッチでボールを浮かして相手を交わし、落ちてきたボールをそのまま左足のダイレクトで決めた華麗なゴール。酒に溺れなかったらどんな名選手になったんだろう。
世界最高のGKシュマイケルから奪った、美しい軌道を描くループシュート。同大会で惜しくもポストに弾かれた40mくらいの長距離ループも凄かった。
ドリブルでDF数人を交わしてから、まだ周囲にDFがいるのに状況を瞬時に把握して、GKを嘲笑うかのようなループシュート。大会ベストゴール。この大会でのチェコの躍進と共に印象的。
反撃の狼煙を上げた強烈なミドルシュート。0-2からポルトガルが逆転した試合内容も最高だった。この大会でのポルトガルのサッカーは美しかった。ポルトガルvsイングランドは名勝負数え歌。
- ルイ・コスタ 2004年 EURO準々決勝
死闘となった延長戦にドリブルで持ち込んでミドル一閃。初戦の不調でレギュラーをデコに奪われたルイが、この重要な場面で途中出場して、鉄壁のイングランドを崩したという点が良い。怒号渦巻くイングランドバーが一瞬で静まり返ったのも印象的。試合も名勝負。
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- 日本代表編 ベスト5
- 中山雅史 93年 WC最終予選 vsイラン
0角度で決めた魂のゴール。夢を繋いだ。
2ゴールとも良い。あの大一番でエリア内に切れ込んで決めたのは凄い。日本サッカーの未来への重要な一歩。
- 岡野雅行 97年 WC最終予選 vsイラン
ジョホーバルの歓喜を呼んだゴールデンゴール。それまで決定機を散々外しておいて、最後に美味しい所を持っていった。ベタだが外せない。日本サッカーの未来を切り開いたゴール。
- 西澤明訓 00年 ハッサン2世杯 vsフランス
全盛期のフランス相手に、三浦淳のクロスをダイレクトボレーで決めたスーパーゴール。ゴールの美しさは日本代表史上最高。
- 鈴木隆之 02年 WCグループリーグ ベルギー戦
つま先で押し込んだ魂のゴール。これがなかったらグループリーグ敗退していたと思う。
追記:山口の日韓戦のループシュート忘れてた。でもあれはその後の展開が最悪だったから思い出したくない。加茂監督の狂った交代策、今まで出一番ぶち切れた試合。韓国人のグラウンダーミドルの方が印象的かも。
ゴールシーンの質というより思い入れですな。
終了直前の失点。確か目の前で優勝を決められた。子供心にやけに記憶に残っている。
小笠原のFKでVゴール負け。シーズン通しては最強だったのに、最後の最後で総合優勝を逃した。これは忘れられん。
後半37分までに4-2で負けていたのを、最終的には5-4にひっくり返した劇的な一戦。西がドリブルで持ち込んで切り替えして左足でVゴール弾。後半ロスタイムの服部の同点ヘッドも熱かった。
終了間際に西の劇的な勝ち越しスーパーミドル。試合内容も最高に熱かった。近年のベストゲーム。西は勝負強いから大好き。
ジュビロ以外ではフリューゲルスの最後の快進撃のゴールとか印象的。あとはピクシー、レオナルド、エムボマなんかのスーパーゴール。エドゥー・マランゴンのロングFKとか。
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- 国外クラブチーム編 ベスト10
ゴールの難易度や衝撃度、美しさを重視。
たしかセリエA開幕戦。相手コーナキックからドリブルで独走してそのままゴール。一人カウンター。まさに怪人。まじでびびった。他にも一人スルーパスで独走ゴールを決めたりだとか、Jリーグでエムボマがやっていたような身体能力で圧倒するプレーを、セリエAの舞台でやっていた。
世界中に衝撃を与えた独走ゴール。一人だけ早送りだった。大怪我する前は圧倒的なスピードでの数人を抜き去るドリブルシュートが多くて、本当に凄まじい選手だった。全盛期はバルサ在籍時だと思う。
- アンドリー・シェフチェンコ 98-99 ディナモ・キエフ vs 忘れた
右サイドから一人で独走して決めた奴やつ。ウクライナのような国にこんなとんでもない選手がいたんだと衝撃を受けた。それ以降、キエフをCLベスト4に導く大旋風を起こしてCL得点王獲得。
- アントニオ・カッサーノ 99-00 バーリ vs インテル
若干17歳で迎えたセリエA先発デビュー戦、後方からのロングフィードをスピードを落とさないままバックヒールでトラップして、そのままドリブルで2人のDFの間をぶち抜いてからゴール。とんでもない若手の出現に衝撃を受けた。早くアズーリのレギュラーに定着してくれ。
確かこのシーズン。ヒールリフトでDFを頭越しに交わして、そのままダイレクトボレーシュート。世界トップの実戦レベルで、ヒールリフトをゴールに結びつけたのを始めて見た。彼もスーパプレイの達人。
カップ出場権を賭けたセリエAプレーオフ。普通なら味方に合わせる角度で、GKのブッフォンの意表をついてニアにぶち込んだFK。あのコースを突いた事に度肝を抜かれた。あれだけバッジョを冷遇し続けたリッピが、皮肉にも土壇場で救われたというドラマ性も良い。
真後ろから来たロングボールを、シュートフェイント気味の右足で擦らせる様なスーパートラップでファンデルサールを交わし、無人のゴールにシュート。バッジョにしか出来ないゴール。背景を抜きにすると、一番好きなバッジョのゴールかもしれない。
CL出場権を賭けたリーガ最終節、直接FKとミドルシュートを決め、同点で迎えた終了間際にオーバーヘッドでハットトリック達成したゴール。これはマジで凄かった。彼もスーパーゴールが多い選手。オーバーヘッドをけっこう決めている。
左足で自分の背中越しを通してDFを交わす*3変態トラップからのゴール。公式戦でこのプレーを狙ってやるところが凄い。漫画を超えている。他にも高速ロングフィードを空中で正確にトラップして、もう1回浮かしてDFを交わしてから決めたシュートも凄かった*4。ベルカンプはスーパーゴールが多すぎる。
最近ではロナウジーニョのCLグループリーグのバルサホーム、エラシコでDFを振り切って強烈ミドルでのゴール。久々に夜中に声を上げた。印象的なゴールになるにはまだ日が浅いので選出外。
4.好きな、または特別な思い入れのある選手5人
これも分ける。
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- 国外
フィジカルに頼ることなく、テクニックとインスピレーションで観客を魅了するファンタジスタ。ドラマチックなサッカー人生も魅力的。彼の存在のおかげで海外サッカーに興味を持ち、イタリアサッカーが好きになった。
生で何度か見た中では一番凄いと感じた選手。ジーコやレオナルドよりも上のJリーグ史上最高のOMF。糸を引くようなロングパスの軌跡と、相手のタイミングを完璧に外す切り返しは絶品。戦争がなければもっと世界的な名声を得ていたはず。
豪快なバティゴールが最高。見ていてスカッとする選手。当時のセリエAで、ビッグクラブ所属でもないのにあのゴール数は異常。強かった頃のヴィオラの象徴*5。
- ジャウミーニャ
試合中に見せる遊び心とボール扱いの巧みさでは世界最高。ヒールや足裏やラボーナに異常に拘る。切れ癖とムラがなければロナウジーニョ並の評価を得たはず。日本でも数回生で見れたのは幸せだった。うますぎてJリーガー数人でボールを囲んでも取れないけど、自己中心すぎて成功しなかった。
全盛期のドリブルの切れ味が凄すぎだった。フェイントをかけながら前進するだけで相手を転ばしまくる。あの独特のジグザグする動きが好き。ウェールズ代表が弱いため大舞台には出れない悲劇のヒーロー。近年最高のドリブラー。ドリブラー好きはここから始まった。
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- 日本
左足のキック精度も良いけど、ゲームをコントロールする能力が素晴らしすぎる。世界的に見ても同タイプの選手はあまり存在しない。プレースタイルも好きだし、サッカーを解説する能力がまた素晴らしい。引退しても日本一のサッカー評論家になれる。
日本で一番魂を込めてプレーしているから。ボールを呼び込む動きは絶品。生で見て真の良さがわかる選手。まだ現役なのは凄い。
得点の気配を察知して中盤から飛び出しのタイミングが絶妙。試合中はあまり見せないけど、テクニカルなボール扱いもかなりのもの。人間的にも尊敬できる。ただ今は複雑。
なんだかんだいっても日本サッカー界のヒーローだった。当時は皆憧れた。まだ現役なのは凄い。
彼もヒーロー。そのドリブルには世界への夢を見れた。五輪最終予選でのゴールは伝説。
思い入れというとベテラン選手ばかりに。かなり引退してしまった。若手も好きだけど、やはりサッカーを見始めた時から活躍していた選手の方が印象深い。現在好きな選手となるとまた別だし、ころころ変わる。上記の選手たちは不動。いま好きなのは前田、西、バレロン、ロッベンなど。
5.One-Five people to whom I'm passing the baton バトンを廻す1〜5名
サッカー版は一人でもいいのか。
id:itaruruさん、お願いします。音楽版を回した時に「サッカーなら良い」って仰ってたんで(笑)