ベナン戦は梶山先発

1次リーグの行方を左右する大一番を前に、大熊清監督はシステムを4バックから本来の3バックに変更。ボランチに長期離脱していた中盤のエース・梶山陽平(FC東京)を先発起用する決意を固めた。果たしてこの大胆な策は的中するのか…。
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このチームでは中盤の要だった本田を外して、病み明けの梶山をいきなり先発起用する模様。梶山がどの程度復調してるか分からないけど、練習を見てる監督が先発起用を英断したんだからそれを受け入れるのみ。もし復調していなかったらギャンブル。
梶山の復調を前提として、3-5-2でやるなら本田か梶山のどちらかをトップ下にして共存させて欲しいんだけど。これまでのユース代表を振り返ると、95は中田と奥(ボランチ熊谷)、97は俊輔と大野(ボランチ明神)、99は小野と小笠原(ボランチ遠藤)という、その時点で最も優れていた攻撃的MFをダブル司令塔として共存させて、決勝トーナメント進出という結果を出してきた。チームとしては前掛かりになっても、育成年代は素質のある選手を優先して使うという考え。前回大会で長谷部をメンバーにも入れなかった大熊監督とは哲学そのものが違っていた。
まあ現実主義の大熊監督はやらないだろうけど。とにかく育成年代でロングボール頼みは止めて欲しい。勝たなければ何も残らないような戦い方は育成年代としてどうなんだろう。日本の優位点を活かすような戦い方で選手達にチャレンジさせて欲しい。フル代表よりユースの方が遥かに戦術的な国なんて日本くらいだろうな。

大熊監督が抜擢するであろうスタメンはGK西川周作(大分)、DF(右から)柳楽、増嶋竜也(FC東京)、水本裕貴(千葉)、右サイド・中村、左サイド・家長昭博(G大阪)、ボランチ小林祐三(柏)、梶山、トップ下・兵藤慎剛(早稲田大)、FWカレン・ロバート(磐田)、平山相太(筑波大)。

3バックだと右サイドで水野が使いづらいのが痛い(北斗の守備力も捨てがたいし)。直前の強化マッチでも1番活躍した選手だけど、大熊監督は個人技に優れた選手をスーパーサブとして起用するのでいつもベンチスタート。前回のワールドユースでは、1番ゴールを決めていた坂田をベンチスタートさせたくらい。

3-5-2

    平山  カレン
 家長   兵藤   北斗
    梶山  小林
   水本 増嶋 柳楽
      西川

こんな感じか。後半までで勝ち越していなかったら、勝負どころで水野、森本、前俊を投入でしょうね。苦し紛れのロングボール戦術に頼らず、選手達には自分達のストロングポイントを活かす戦いを期待したい。ベナンは十分勝てる相手。