プレミアシップ

記憶が薄れない内にやっておこう。あとでリーガとセリエAもやる。
既に評価を確立している名選手より、期待以上の活躍を見せた選手を優先。チーム成績も考慮。2センターの4-4-2を前提に選出。所属チームのバランスは無視。

無失点記録更新のうえスーパーセーブ連発と、記録にも記憶にも残る不動の守護神。期待の若手から一気に世界最高峰のGKへと昇格。優勝を争うアーセナルマンUとの1番の差はGKの質。
次点は守備崩壊のチームの中で奮闘したシェイ・ギブンニューカッスル)。ビッグクラブ注目の的。

テリーはキャプテンとして優勝チームを見事に引っ張った。守備だけではなくセットプレーでの得点源としても貢献。課題とされていたビルドアップ能力も向上。プレミア最高峰のDFという評価を不動のもに。
リオはブランクをものともせずマンUの守備を一人で支えた。無敗記録をストップさせたアーセナル戦では獅子奮迅の活躍。パートナーとGKに恵まれないのは不運。
次点は、抜群の読みでテリーと名コンビを組んだリカルド・カルバーリョチェルシー)、CBとして大成長を遂げたジェイミー・キャラガーリバプール)。

本命不在なので無難に優勝チームのレギュラーから。怪我による長期離脱はあったものの、守備での安定感とDFラインからの組み立てでチームの優勝に貢献。プレミア一年目ながら初のビッグクラブに見事に適応。ジョンソンが右SBを務め際に、彼の重要性がより浮き彫りになった。
次点はガリー・ネビル(マンU)。

アルゼンチン人という周囲の懐疑的な目を尻目に、プレミア初シーズンで期待以上の活躍。闘志溢れるプレーはシルベストルとは雲泥の差。終盤の怪我が勿体無かった。
次点はアシュリー・コールアーセナル)。エインセよりシーズン全体の貢献度は高いけど、もっと良いシーズンもあっただけにこの位置で。アーセナルとは契約で大揉め中のため移籍の可能性も。

独走優勝を遂げたチェルシーの黄金コンビ。相性も抜群。
ランパードはゴール前への積極果敢な飛び出しと強烈なミドルを武器にチーム最多の14得点。組み立てや守備の局面でも非凡な能力を見せた。
マケレレは驚異的な危機察知能力と運動量を武器に、中盤の底でピンチの芽を摘み取り続けた。ランパードがあれだけ輝けたのもマケレレという黒子の活躍があったからこそ。最後のPKゴールはご褒美。
次点は、2列目からの果敢な飛び出しから11ゴールを上げチームのCL出場権獲得に貢献したティム・カーヒルエバートン)、相変わらずの存在感を見せたジェラード(リバプール)、3センター採用で蘇ったロイ・キーンマンU)。前半戦で移籍してしまったものの、エバートン躍進の立役者でもあるグラベセンレアル・マドリー)も。

  • 【LS】ショーン=ライト・フィリップス(マンC)

快速を活かした突破力を武器に、見事自己最多のシーズン10得点。欧州カップ戦圏外のチームにいるレベルの選手ではない。ビッグクラブ移籍も間近なのでは。
次点は、ジョー・コールチェルシー)、ルイス・ガルシアリバプール)。どちらも右SH固定の選手ではないけど。
前者は伸び悩みの評価を払拭して覚醒。切れ味鋭いドリブルそのままに、得点力と守備力が向上。後者はプレミア初シーズンながら、持ち前のドリブル突破だけでなくゴール前で独特の嗅覚を発揮した。クリスチアーノ・ロナウドマンU)もかなり成長したけど、相変わらず持ちすぎ。

インパクトは同僚のロッベンに劣るも、シーズン通しての活躍度はこちらに軍配。両サイドともこなし、良質なドリブルとフリーランニングを武器に、チェルシーのサイド攻撃を活性化させた。
次点は、正確な左足のクロスでチャンスを演出したスチュワート・ダウニングミドルスブラ)、絶妙な飛び出しから14ゴールのロベール・ピレスアーセナル)。怪我がなかったら文句なしでロッベンチェルシー)だった。

得点王のアンリは文句なし。左サイドからの突破からゴールにアシストと、怪我人多発のチームを引っ張り続けた。あとは欧州カップ戦でのチームを勝利に導く大活躍だけ。
グジョンセンはこういう企画には名前が上がりづらい選手だけど、チームへの貢献度を考えたら当然の選出。1トップの際には両翼の得点力を活かす高品質なプレーを披露し、トップ下でもCHでもチームの勝利に貢献し続けた。日本代表でいう柳沢や鈴木のような、チームに得点以外でも多大な貢献をするタイプのFWとしては世界最高峰。12得点の結果もまずまず。

次点は、弱小チームで21得点のアンドリュー・ジョンソンクリスタル・パレス)、初のビッグクラブで年齢に似合わないふてぶてしさを見せたウェイン・ルーニーマンU)。AJはPKが半数以上もあるのがマイナス。

ツェフやテリーも捨てがたいが、全38試合に出場し攻守に貢献したランパードがMVP。ウェストハムから引き抜かれた時には、ここまでの選手になるとは思っても見なかった。バロンドールも夢ではない。

新人賞は実質プレミア初シーズンの二十歳以下の選手から選出。
17歳という年齢からは信じられない高品質なプレーを見せたセスクで文句なし。10代で活躍する選手は、一瞬の輝きが目立つ一方で波が激しいのだけど、彼の場合は落ち着きと安定感も備わっている。順調に成長したら1対どれだけのプレーヤーになってしまうのだろう。
次点は、終盤戦はCBでレギュラーに定着したセンデロスアーセナル)、両サイドで非凡なプレーを見せたルートリッジ(クリスタル・パレス)。

最も衝撃を与えてくれた選手は文句なしでロッベン。彼の復帰と共に退屈と叩かれていたチェルシーの攻撃が一変してしまった。左サイドからの驚異的な局面打開力で一躍攻撃の中心に君臨。怪我による長期離脱がなかったら文句なしのMVP。

  • カムバック大賞 エル=ハッジ・ディウフ(ボルトン

失意のリバプール時代から一転、夢の国ワンダラーズで見事復活を遂げた。相変わらず波はあったものの、右サイドからのスピード溢れるプレーは魅力的。

単に悪かった選手ではなく、期待を裏切った選手となると、怪我に泣かされ僅か6ゴールのニステルローイ。彼の離脱時に流動的な3トップが機能していたのは皮肉だった。ベッカムのクロスが恋しいのでは。

文句なし。舌戦による話題も提供。

4-4-2

     アンリ  グジョンセン


ダフ                  SWP
     マケレレ  ランパード


エインセ             フェレイラ
       リオ  テリー


         ツェフ

首位チェルシーから7人、2位アーセナルから1人、3位マンUから2人、4位のエバートンからは0人、それ以外から1人。バランスはちょっと悪いかな。チェルシーにはそれだけのインパクトがあった。
アーセナルは平均値は高いのだけど、無敗優勝した昨シーズンが凄かっただけに、今シーズンの評価はどうしても厳しくなってしまう。ピレスとコールは11人に入れても良かったけど、昨シーズンほどではないということで。
エバートンはチーム力の勝利。カーヒル、ベント、キルベイン、カーズリーの活躍は目立ったたけど、11人に入れるほどではなかった。