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マンチェスター・ユナイテッドFCが、同じプレミアシップで戦うライバルのフラムFCから、オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サール(34歳)を獲得した。移籍金は公表されていない。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=307500.html

「GKに大金をかけるなら、ハワードを重用して他のポジションを補強すべき」、というのが自分の考えだったけど、ファン・デル・サールは年齢的にも格安だと思うので、これはこれでアリだと思う。将来性はないけど、キャロルよりは遥かに守備力向上。
ただし基本的には優秀なGKだけど、たまにポカをする。それにシュマイケルがGKの基準になっているファギーが耐えられるかどうか。シュマイケルと比べられたら誰だって厳しい。ポカミスで烙印を押されたバルテズやハワードだって、今シーズン第一GKのキャロルよりは大分マシだったんだから。
これでマンUは、リオのパートナーと高齢化の中盤(3センター)を強化できればかなり期待出来る。ただしキーンの後継者は見つけるのは難しい。

ASローマが、ACシエナのブラジル人右ウインガーロドリゴ・タッディ(25歳)を自由移籍で獲得した。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=306954.html

左右こなせる優秀なサイドアタッカー。ただモンテッラトッティカッサーノの3トップを活かすなら、マンシーニのようにあぶれる人材。4-3-3では居場所がない。デルネーリがいる時に、タッディとマンシーニサイドアタッカー(と大型CFとレジスタ)がいれば、もっと監督の望むサッカーが出来ただろうに。どこかちぐはぐ。

USレッチェのリコ・セメラーロ会長は、ズデネク・ゼーマン監督が契約満了を迎える今月末に退団することになったと発表した。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=306997.html

ウディネーゼ・カルチョルチアーノ・スパレッティ監督(46歳)が、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場へチームを導いたにもかかわらず、退任することになった。
http://jp.uefa.com/footballcentral/news/Kind=2/newsId=306997.html

二人の優秀な監督が退任。スパレッティはバランスの取れたサッカーでウディネーゼをCL出場圏内の4位に導く大仕事。ゼーマンセリエAらしくない超攻撃的サッカーでスペクタクルを巻き起こした。あのメンツでユベントスに次ぐ得点66は尋常じゃない。どちらも若手育成手腕は欧州屈指。
どちらもASローマ行きが噂されているけど、あのクラブで結果を出すのは尋常じゃないと予想される。ただモンテッラトッティカッサーノの3トップを活かす意味なら最適な人材(逆にデルネーリはミスマッチだった)。恩師ゼーマンならトッティも歓迎でしょう。
個人的にはどちらかにヴィオラに来て欲しい。特にゼーマンプランデッリも悪くないんだけど、ボジノフミッコリパッツィーニなんかは流動的な3トップ向きで、豊富なCHもゼーマン式4-3-3に嵌る。教え子ボジノフは当然として、中田もゼーマンサッカーの元で覚醒してくれそう。ゼーマンは中田のように万能で活動量豊富なMFが好みだと思う。
欧州では珍しく3バックを基調として、優秀なレジスタや機動力のあるシャドーストライカーを活かす事に長けたスパレッティは、日本にも凄くマッチすると思う。まあないですけど。

アーセナルDFアシュリー・コール(24)が、他国リーグへの移籍を志願した。コールは、年俸増を認めないディーン副会長への不信感をあらわにし「あと20万ポンド(約4020万)積まれても残らない」と話した。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050607-0011.html

チェルシーの不当な移籍交渉が発覚して、一旦は沈静化したと見られていたコールの移籍問題がここに来て再燃。当のコールがニュース・オブ・ザ・ワールドで不満を爆発させたようだけど。ここまで来ると移籍しちゃいそうな予感。当然コールの代わりは存在しない(クリシーはまだ時期尚早)。昨シーズンのヴィエラのように逆転残留もありえますが。
アーセナルは最近ごたごたが多いですね。アーセナルは欧州屈指のビッグクラブだけど、他の歴史あるビッグクラブの中では資金的に“持たざるもの”なので、こういう話は常に付きまとってくると思う。例えば同じロンドンのチェルシーほど、選手の望むほどの高給や戦力補強は望めない。
最近は沈静化したヴィエラにもいずれ移籍の噂が再燃するだろうし、ピレスやリュンベリもチーム方針に不満を持っている。頼みのアンリも忠誠を誓い続けるとは限らない。
もしもフレンチコネクションが軒並み壊れてしまったら、それはアーセナルの没落を意味するのかもしれない。ただ若手やスカウト網が優秀なので、また再浮上してくるでしょうけど。