川尻がPRIDEでのトップ獲りを宣言

修斗の現役王者として初めてPRIDEのリングに上がる川尻は「修斗のチャンピオンとして世界最高峰のリングに上がれることを誇りに思う」とあいさつすると「出ると決まったからには中途半端なことはやりたくないんで、武士道のリングでトップを獲って、エースになって引っ張っていきたいと思います」と、いきなりPRIDEマットでのトップ獲りを宣言した。

今後については「武士道GPやタイトルやベルトができるのであれば、修斗のチャンピオンでもあるし2冠でも3冠でも獲って、自分が世界で一番強いということを証明する」と豪語した。

戦いたい相手に挙げたのは“武士道のエース”と称される五味隆典だ。現在PRIDEで5戦5勝と連勝街道まっしぐらの五味は修斗出身で、第5代ウェルター級王者。川尻は「こいつとだったら凄い戦いができる」と戦いたい相手に“先輩王者”を指名した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20050509-00000041-spnavi-spo.html

これだけ昂揚感湧き上がる大物の参戦は久しぶり。PRIDEファンの知名度は皆無に近いだろうけど、彼らにどでかいインパクトを与えてくれる事を期待したい。
川尻の場合、強豪外国人との試合というのはそこまで興味ない。それは修斗で組めるカード。シャオリンに勝ってる現状で、修斗王者にに見合うような強豪外国人も少ない。どうせPRIDEに上がって来るなら修斗では実現不可能なカード。それはやはり新旧修斗王者対決となる五味戦でしょう。早期実現を希望。

■「PRIDE武士道−其の七−」
(5月22日 東京・有明コロシアム

<追加参戦選手>
川尻達也(Team TOPS)

<決定対戦カード>

三島☆ド根性ノ助総合格闘技道場コブラ会)
イーブス・エドワース(米国)

郷野聡寛(GRABAKA)
クラウスレイ・グレイシー(ブラジル/ハウフ・グレイシー柔術アカデミー)

TAISHO(チーム・バルボーザ・ジャパン)
ジェンス・パルヴァー(米国/チーム・エクストリーム)

上山龍紀(U−FILEキャンプ)
ミルトン・ヴィエイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム

<発表済み対戦カード>

長南 亮(フリー)
ニーノ・“エルビス”・シェンブリ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

前田吉朗パンクラス稲垣組)
チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット(米国/フリー)

五味隆典木口道場レスリング教室)
ルイス・アゼレード(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

美濃輪育久(フリー)
フィル・バローニ(米国/ハンマーハウス)

桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム

それにしても豪華カード。DSEがここまで中軽量級に本気になるとは、これもHERO’S効果か。この段階でこれ位の面子を揃えれるとなると、武士道GPにはかなり期待が持てそう。
郷野も-83㎏階級でやっていくらしいし、実質一階級上だったショーグン戦よりは期待出来る。今のミドル級で戦っている日本人も持ち味を最大限発揮できるこの階級に本格参戦して欲しい。桜庭や近藤も本来はこっちの階級だし。
この大会が成功して、軽中量級ガチンコ路線が今後も継続されることを願いたい。
かたやHERO’S陣営の方にも宇野、須藤、KID、ハンセンなど豪華メンツ。中軽量級は層が厚いですな。そして改めて感じる修斗の偉大さ。