俊輔、ブレーメンが獲得準備

ドイツの名門ベルダー・ブレーメンレッジーナの日本代表MF中村俊輔(26)の獲得の準備を進めていることが29日、分かった。同日付のイタリアの有力スポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じたもの。俊輔サイドでは来季の移籍を視野に入れ、代理人がドイツへ渡ったという情報もあり、今季終了後にイタリアを離れる可能性も出てきた。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/apr/o20050429_10.htm

ブンデスリーガはドイツ代表にあるような固いイメージと違い、テクニカルな外国人助っ人が彩りを加えていて、セリエAほど守備的なリーグではない。俊輔みたいなテクニシャンを活かすような土壌は存在している。欧州カップ常連のブレーメンは、格的にも間違いなくレッジーナより上。
ただブレーメンの司令塔にはミクーが既に君臨しているので、現実問題として移籍するのは止めておいた方が無難かと。日本ではパルマ時代のひ弱なイメージがあるかもしれないけど、今やブンデス屈指の司令塔。こういう強力な攻撃的MFのいるクラブに移籍するのは得策ではない。
ただでさえアジア方面に常時代表招集されるハンディがある上、既にチームに馴染んでいる選手と競争するのは厳しい。相手は平等条件下でも厳しいような好選手なんだから。もっと俊輔の特質を欲しているようなクラブの方が妥当。
まあ、そもそもこの話に現実性はないと思うが。ただレッジーナから移籍する可能性は例年よりあるかもしれない。そろそろセリエAからは巣立って欲しいところだけど、450万ユーロ(約6億3000万円)の移籍金が本当なら、俊輔にその額を払えるクラブは極僅かだと思う。スタンコビッチより高いよ。