日本代表vsガーナ代表

GK:1曽ヶ端準
DF:5阿部勇樹、2田中マルクス闘莉王、3茂庭照幸
MF:14石川直宏(62分10松井大輔)、12菊地直哉、6今野泰幸、13駒野友一(23分7森崎浩司)、8小野伸二
FW:16大久保嘉人(82分11田中達也)、9高松大樹

テストを終えた山本ジャパンが、ようやく真価を発揮してアテネ五輪初勝利。今さら機能する陣容が決定しても、次はもうないんです。こうなるとイタリアかパラグアイに勝っておきたかった所だけど、そうなるとガーナ戦にも極度のプレッシャーが掛かったわけで、それはまた別問題か。
この試合も課題は多いけど、このチームの問題点もう散々書いてきたので、それについて今は取り立てて書くこともないかな。もう今大会での次はないわけだし。
選手もようやくプレッシャーから開放されたのか、前2戦とは比べ物にならないプレー振り。敗退が決まっていい意味で吹っ切れたのかな。いつぞやのワールドユースと同じだ。出来ればプレッシャー掛かるの中での真剣勝負を味わってほしかったところだけど、本気で勝ちに来るガーナ相手に見事完封勝利したことは収穫。
スタメン人選については別に。既に敗退が決まっていたけれど、山本監督はあえて国際舞台を経験させる必要のないOAを使ってまで勝ちに拘ったということでしょう。もっと使って欲しかった選手・組み合わせはあるけど、この試合での結果は残したんだから仕方がない。でもOAの人選については最後まで疑問が残った。ソガのゴール前でのキックミスは即失点もの。ガーナのシュートミスに助けられただけ。
初先発の石川と菊地はこれまでの鬱憤を晴らすような活躍。
菊池は随分いいパスを前線に供給していたし、攻守に頑張っていた。プレッシャーがそれほどなければ良いパスが出せるんだよな。チョンボもあったけど致命傷にはならず。やはり適正ポジションはDFではなく本職のボランチなんですかね。大久保へのアシストは見事。ジュビロでもボランチのレギュラー奪取すうくらいの意気込みで頑張ってください。
石川は躍動感溢れるプレーでチームの攻撃を円滑にさせた。スペースへの走り込みで小野のパスとの相性抜群。出来ればもっと観たかったところ。
この世代別代表での試合はこれで終了だけれど、これから各自のサッカー人生は続いていくわけで、これからの選手の成長に期待したい。Jリーグでお互い敵同士として再会、そしてフル代表で再び共に戦う姿を楽しみにしています。