レアル・マドリー関連

毎年のように浮かんでは消えていた移籍話だけど、今回はほぼ決定でしょうね。スペイン・イングランド両方のメディアで報道されてるし、オフィシャルにベニテス監督の移籍容認コメントが載ってしまった。 既にスペイン入りしてメディカルチェックも終えたとのこと。
移籍金1200万ユーロ(約16億4400万円)+アントニオ・ヌニェスという噂されている条件も格安。一時は50億とも設定されていた移籍金(数年前はこのオファーも断っている)が、これでは僅か20億足らずといったところ。リバプールは商売が下手すぎる。ヌニェスはそこまでの選手ではないぞ。マーフィーの方が遥かに上だろう。どうしても右サイドの交換要員が欲しかったのなら、将来有望なファンフランにすればいいのに。交換要員としてモリエンテスは多分ない。既にマドリーの一員として予備選に出ていて、他チームでのCLに出場することが出来ないから。
何故こうなったかというと、オーウェンリバプールが開幕前のこの時期になってもまだ契約を更新していなかったからでしょう。後一年しか契約が残っていないオーウェンをこのまま残留させてしまったら、来シーズンには移籍金0でフリー移籍されてしまう。そういう状況では多少不利な条件も呑まざるを得ない。契約更新を渋った選手が追い出されたといった印象。ベニテス新監督の意向との対立もあっただろうけど、監督だけの責任ではなく、フロント全体でオーウェンを不必要と判断したのか、オーウェン自身のマドリー行きの希望もあったかもしれない。恩師であるウリエ解任も影響したのかな。
なんかマドリーサポにとっても、レッズサポにとっても幸せではない結果に。特にクラブの旗頭であるオーウェンが移籍してしまうレッズサポの失望は計り知れないと思う。せめて莫大な移籍金と引き換えだったら慰めの一つにでもなったのに。
マドリーも戦力面で向上したとはいえず、CBorボランチ獲得を希望していたカマーチョも嬉しくないでしょう。ラウール、モリエンテスロナウドがいて、オーウェンはいらんだろ。全員どこにいってもエース格。誰をベンチにするかでまた揉めそうだし、ロナウドオーウェンの2トップなんて相性が悪そうだ。夢の3トップ? 悪夢だろ。
FWが余剰人員だったから生え抜きのポルティージョをレンタル移籍させたんでは。オーウェン自身も出場機会は減るだろうから有益な移籍ではない。マドリーからしたらエトー保有権半分を売った金で買えたのはお買い得だけど。
一番幸せなのは、世界的に人気のあるオーウェンの肖像権獲得で、ユニフォームなどの売上により大儲け出来るペレス会長ですかね。ピッチ上の結果よりビジネスだもんね。散々儲けた後、チェルシーマンUに30億くらいで売ったりして。
まあ、まだ正式決定はしてないけど(オフィシャルに出ても破談になることなんてざらにあるし)。決定したら色々書く。

オーウェン移籍と関連してるかは分からないけど、ほぼ決定と思われたヴィエラのマドリー行きは消滅の模様。オフィシャルによるとヴィエラ自身が残留を希望したとの事。
これはヴィエラアーセナル残留を希望したというより、移籍金が双方で折り合わなかったんじゃないですかね。噂では60億とも言われていて、流石のマドリ−も商業面でそこまで旨みのあるわけではないヴィエラに破格の資金を投入することは避けたのでは。もしくはマドリーでの給料や肖像権問題といった待遇面にヴィエラ側が不満があったとか。アーセナルでの待遇も破格だからね。ともあれアーセナルにとってはこれ以上ない戦力維持に成功。売った金で大補強をするという手もあったけど。後釜としてマニシェマスチェラーノキャリックあたりを獲得して、懸念のGKも補強するとか。
これによりマスチェラーノ争奪戦からアーセナルは脱落。デポルの獲得が現実味を増してきた。でもアテネ五輪での大活躍で獲得希望クラブが増えてしまって、移籍金が高騰しそうなのが不安だ。マニシェも同じようなパターンで獲得話は立ち消えに。
マドリーもヴィエラに大金をかけるんだったら、有能なCBとボランチを一人づつ獲ればいいのに。これでまた攻撃的ギャラクティコを獲ったら馬鹿だ、なんて思ったら・・・。でも余った金でコロッチーニを獲るらしいからいいのか。