稲本「3000万円で売れるか!」

G大阪も当初設定額の5億円から1億円に大幅値下げ。しかしフルハムは上限3000万円しか出せないと回答。交渉は決裂した。「彼を二束三文の金額で売ることは、日本のためにはできなかった」と佐野社長。フルハム残留を希望した稲本本人も納得しているという。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-040730-0003.html

こんなに安かったんだ。市場価値からしたらそう外れていないとはいえ、これじゃガンバ側が断るのも仕方がない。

「稲本は(来年6月には)移籍金なしで出ていくだろうが、それは承知の上」(同社長)

これを認めてあげるというのは太っ腹。移籍金0のフリー移籍なら、稲本の移籍の幅はかなり広がる。
例えば欧州なんかでは、契約満了による選手のフリー移籍を阻むために無理やりにでも契約更新をする。それを断ると中心選手であっても契約満了まで飼い殺しにされるケースがある。昨シーズンで言えばユベントスダービッツや、ウディネーゼピサロが干された。ダービッツは後半にバルセロナへレンタル移籍させ、シーズン終了後にインテルへフリー移籍。ピサロは干されることによる悪影響に危惧を抱いて、シーズン途中に再契約を結んだと思う。それからは試合に出せてもらえた。
こういうクラブの制裁は非難されてもしょうがないんだけど、こういった前例を作って選手がそれに続いてしまうと、クラブ側にとってはフリー移籍が増えてマイナスになってしまう。
ガンバ側は稲本の契約更新をする意思とかはないんだろうか。選手にとってはありがたい事だけど、経営の面から考えるとマイナスもあるよね。もしこれで契約満了後のフラムにフリーで移籍してしまったら、フラムの思う壺。流石にそれはガンバも許さないと思いますが。