武士道 其の四 カード決定

<日本vsブラジリアン・トップチーム 3対3>
中村和裕 vs アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ

小路晃 vs パウロ・フィリォ

五味隆典 vs ファビオ・メロ


大山峻護 vs ミルコ・クロコップ

美濃輪育久 vs 山本憲一

アマール・スロエフ vs ディーン・リスター

三島☆ド根性ノ助 vs マーカス・アウレリロ


<武士道挑戦試合>
阿部裕幸 vs ルイス・ブスカペ

佐々木恭介 vs 光岡映二


※参戦決定選手
桜井“マッハ”速人
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/column/200407/at00001255.html

日本vsBTTの3本マッチ。いい加減日本人選手を優遇するアングルは止めて欲しい。シュートボクセvsBTTにした方が面白いと思うんだけど、興行のことを考えたら仕方がないのか。でも小路vsフィリォに求心力があるとは思えない。
中村vsホジェリオは再戦。中村は地道に戦って結果を残しているんで、桜庭に勝ったホジェリオと戦う資格はあると思う。前戦は中村の完敗だったけど、デビュー戦でホジェリオと戦わせるマッチメイクの方に問題があった。あの時よりはスタンド打撃も上手くなってるし、柔術家対策も進んでいるでしょう。同じ柔道vs柔術の横井とホドリゴとの試合を見ても期待は出来る。BTTvsNTT(仮名)でもあるのか。
五味は実質一階級下のメロとの売り出しマッチ。対戦相手のレベルに興味がない一般層にとっては、日本人が快勝するという楽しい試合になるでしょう。DSEは五味を武士道のエースに据えていくつもりかな。メロはヤノタクにも勝っている好選手なんで、同階級との試合を組んで欲しかった。
小路はまた無名(一般層には)の強豪との試合。頑張ってください。フィリォとリベンジマッチを組めるのは近藤、美濃輪とけっこういる。パンクラスに出てグラバカ勢とやって欲しかったな。
ミルコの相手は大山。ミルコの派手なKOシーンで観客を満足させようとする算段か。ミルコの武士道の相手には期待していなかったけど、階級が下でしかも実績もない大山になるとは思っても見なかった。まあ、GPのアンダーカードで噂のアレキサンダーヒョードル弟)やUFCの強豪と当ててくれればいいや。大山は素質のある格闘家なのに、潰しの様なマッチメイクをされて可哀想ではある。地道に育てていけば人気が出る可能性もあるにのに。本人が直訴しただなんてねえ。
美濃輪vsヤマケン、スロエフvsリスター、三島vsアウレリロは好カード。
美濃輪とヤマケンは両者にとって同階級の等身大の相手。元リングスvs元パンクラスでもある。武士道は『日本人vs海外の強豪』といった実力差のある試合ではなく、こういった同格・同階級同士の日本人対決を増やす方向性でいったほうが良いと思う。外国人は強豪同士を当てた方が面白いし。外国人強豪格闘家と戦えるのは実績を残した日本人だけにすればいい。そういう意味でもスロエフvsリスター、三島vsアウレリロは歓迎したい。これを地方の大会場でやるのは疑問だけれど。
注目のスロエフはキックがベースのストライカー。グレコの経験もあるのでバランスを崩さずスタンド打撃が出せる。UFCでは負けが込んでいるけど、殴りあった相手がリデルとバローニなので弱いわけではない。実は猪木祭りにも参戦していて、三島、パルバー、パーリングを下している強豪ディン・トーマスをTKOしている。これは体重差があったので参考外。トーマスも武士道に呼んでやれ。相手のリスターはレスリングと柔術をベースにしていて、寝技世界一を決定するアブダビコンバット王者にもなっている。この2人はいずれ本戦にも出てきそうなんで要注目。