ラトビアvsチェコ

ラトビア正直スマン。ここまでよく組織されたチームだとは思わなかった。引いてカウンターというのは予想通りだけど、2トップを中心にしたカウンターが電光石火、4バックも組織されたラインコントロールオフサイドトラップを仕掛けてくる。そして見事なカウンターで先制点。強豪国との力の差を踏まえたシンプルで現実的なサッカー。

チェコも悪いわけじゃないんだけど、ラトビアの見事な守備組織とカウンター戦術にはまってしまった印象。とはいえ終盤の猛攻は凄かったし、監督の積極的な采配も功を奏した。強烈なミドルシュートというのは引いた相手には大きな武器になる。クロス精度が課題かな。

ラトビアは終盤FWを外して守りを固めたけれど、前線に選手を残して最後までチェコのDFに脅威を与え続けた方が良かった。そうすればチェコのサイドの上がりを防ぐことにもなるし。逆にリスクの少なくなったチェコは超攻撃的布陣で攻め続けれた。でもそれは結果論であって、逃げ切りを狙った事は責められない。最後は経験の差かな。

ラトビア健闘。ただし勝利に値したといえばそうではなくて、チェコが勝ったという結果は試合内容からしたら当然。チェコにはまだ消えて欲しくないので、個人的にもこれで良かった。とはいえ何の工夫もなく引いて守るだけではないラトビアの組織的なサッカーには好感が持てた(守るだけのドン引きのサッカーは大嫌いなんで)。ただし、老獪なドイツ相手には厳しそうかな。