Aグループ第一戦

すみません、EURO展望をやるとか言って結局出来ませんでした。ので今からその日やるグループについて書いていく。各チーム、怪我人やテストマッチの結果で開幕数週前とは状況が変わってきている。
事前に発表された初戦予定スタメンに基づいてシステムを組んでみる。

ポルトガル予想スタメン


            パウレタ



     シモン   ルイ・コスタ   フィーゴ



        マニシェ   コスチーニャ



 ジョルジュ  アンドラーデ  F.コウト  フェレイラ


             リカルド

ポルトガルについてはここで以前少し書いた
懸念だったコスチーニャルイ・コスタのつなぎ役は恐らくマニシェFCポルトCL優勝に貢献した攻守にバランスが取れたMF。同チームのチームのコスチーニャとの連携も抜群で、自分の仕事をしてくれるでしょう。ここのポジションはまだ不透明で、チアゴかペチートの可能性も。
コスチーニャは相手の攻撃の芽を摘むのが抜群にうまいボランチ。危険なスペースを埋める察知能力と運動量は欧州屈指。セットプレーも強い。個人的にこのチームで最も代えの聞かない重要なキーマンだと思ってます。
司令塔はルイ・コスタ。説明不要のファンタジスタですね。所属チームではカカーにレギュラーを奪われたけど、その分疲労度は少ないんじゃないかな。控えにはCLの最優秀選手デコがいて、試合展開や疲労度によって二人を使い分けてくるんじゃないだろうか。突出した個人技を持つ2人だけど、先発メンバーとしての共存はないでしょう。
サイドは右がフィーゴ、左がシモン、そして流れを変えるスーパーサブとしてC・ロナウドが控えている。C・ロナウドは今大会のニューヒーロー候補。高速シザースと独特のステップを駆使して相手を翻弄するドリブラー。観ていて非常に楽しい選手で、停滞した流れを打ち破るにはこれ以上ない人材。大会中にレギュラーを獲得してしまう可能性を秘めている。
日韓大会に比べてルイとフィーゴへの依存度がかなり減った。DFもポルト勢の成長あって一定の戦力は保っている。特にアンドラーデの成長は大きい。スピードがあって、積極的に前に打って出て相手の攻撃を潰すことが出来る。彼のおかげでデポルも以前よりラインを高く設定できるようになった。相方のコウトはスピード不足、GKも微妙だけど。アンドラーデ以外はポルト勢で固めるのも策かと思うけど、このフェリペの方針が吉と出るか凶と出るか。
フィーゴがかなり自由に動くので、3人の攻撃的MFは各自自分のポジションにはそこまでこだわらずに流動的に動いて相手の守備網を崩していく。この強力な中盤構成力でもって1トップのパウレタに点をとらせるサッカー。他のFWは心許ないだけに、彼が爆発してくれないと勝ち抜いていくのは厳しくなる。重要なキーマンの一人。

ギリシャ代表予想スタメン


     ニコライディス   カリステアス       


    ツァルタス       ジャンナコプーロス


      ザコラキス    カラグニス     


 フィッサス  デラス  ダビーザス  セイタリディス


         ニコポリディス

予選は5バック気味に戦っていたけど、最近は4バックにしているらしい。予選では徹底的に守ってからのカウンター戦術。名将レーハーゲル率いる非常に組織的に優れたチーム。予選同グループだったスペインとは一勝一敗の成績、トータル勝ち点では上回って1位で勝ち抜けている。まあ、あんまり知らないけど。ギリシャ国内クラブ所属でCLに出ていない選手はよくわかりません。
自分の注目選手はツァルタス知名度は低いけど、足元の技術的にはポルトガル黄金の中盤にまったく引けを取らない。セビージャ時代を知る隠れファンはかなり多いと思われる。“左足の魔術師”の異名を持つように、左足から正確無比なキックで攻撃を組み立てる司令塔。カウンターは彼を起点にして始まる。ただし天才肌らしくプレーに波がありすぎる。彼の調子がよくないとギリシャの怖さは半減。
2トップはニコライディスとカリステアス。予選エースのウリザスはレギュラーを奪われたみたい。

ポルトガルvsギリシャ

試合展開としては圧倒的にボールキープして攻めるポルトガルと、カウンターを狙うギリシャになりそう。司令塔のルイに簡単にボールキープされると自由に攻められてしまうんで、ここにいかにプレスをかけ、サイドへの展開をいかに封じ込められるか。ただしフィーゴとルイが好調だとプレスを無効化されて手がつけられなくなる。そうなるとドン引きで耐え忍ぶしかない。ポルトガルも決めれる時決めないとギリシャの術中にはまってしまう。慢性的な決定力不足の気がありますからね。
地元開催で圧倒的な声援を受けるポルトガル優位でしょう。でもギリシャはアウェーでスペインを完封したくらいだから、アップセットはありえなくもない。注目の開幕戦。

スペイン
http://d.hatena.ne.jp/souno418/20040520#1085058914
なんと右SBレギュラーのサルガドが怪我で離脱。これは痛い。代役は左SBのカプテビジャ。最初から本職左SBを呼んでおいて、プジョルはセンターで使った方がいいと思ってたんだが。プジョルを右に回すことで致命傷にはならなかったけど、DFの層が薄くなったのは否めない。これでDFラインに累積警告などで欠場者を出せなくなってしまった。


ロシア