28号感想
- NARUTO
- サスケとナルトの対峙。ようやく盛り上がってきた感が。ここまでが冗長すぎた。戦っただけで己を取り戻して木の葉復帰なんてやられたら興醒めだし、作者もそうはしないでしょう。サスケがどう堕ちてゆくか楽しみにしたい。
- ONE PIECE
- ワンピースの各エピソードの序盤はいつもおもしろい。今回の海の街訪問も、はじめての土地を実際に訪れた時や、RPGで新しい町に行ったときのような昂揚感がある。ただ展開が冗長すぎて興味が持続しないんだよなあ。今週の最後は面白そうなヒキだし、今後に期待はしたい。頑張って。
- アイシールド21
- おもしろすぎる。桜庭はジャンプ至上に残る名キャラかもしれん。「勤勉な天才に凡人はどうやったら敵うっていうんだ」っていう名台詞は悲しいですな。努力家の主人公が天才を凌駕するのといが少年漫画だけど、結局はその主人公も何かしら才能がある天才なんですな。SDの花道も並外れた跳躍力という才能があった。この作品の主人公のセナの走力も才能の一つ。しかし桜庭には明確な長所が存在しない。「努力するのも才能」という有触れた展開も、既に天才である進が実行してしまっている。天才と凡人のというテーマにどう答えを出すのか注目したい。
何となく『ピンポン』を思い出した。あの漫画の素晴らしいのは、『凡人が努力しても才能がなければ天才には勝てない』としたところですな。「どうしてなんだ」と問い掛けるアクマに「それは才能がないから」と切り捨てたスマイルの台詞は素晴らしすぎる。その上で才能なき負けゆく者達の生き様をかっこよく描いた点もまた素晴らしい。映画は原作に比べるといまいちだった。映画として独立した作品に出来ないなら、徹底して原作をなぞればいいものを、中途半端に原作どおりにして改悪したのが残念。まあ、軽快な音楽に乗せて特訓や試合をする場面は良かった。窪塚洋介は飛んでましたな。「アイキャンフラーイ」とか言って。何で英語やねん。