イングランド代表

日本戦出場メンバー
GK:1ジェームズ
DF:2G・ネヴィル(86分14P・ネヴィル)、5テリー(88分15キング)、6キャンベル、3コール
MF:7ベッカム(82分19ジョー・コール)、11ランパード(82分18ハーグリーブス)、4ジェラード(82分17バット)、8スコールズ(77分20ダイアー)
FW:9ルーニー(77分21ヘスキー)、10オーウェン(77分23バッセル)

調整段階で後半バテバテとはいえ、今日の内容では優勝は厳しいと思う。前半早々の早いパス回しは見事だったけど、継続性がなく相手が慣れてくると変化もつけられないし、あれがプレスの激しい強豪国相手に出来るとも思わない。パスが繋がってもFWがいまいちなんで、高さとFK精度を生かしたセットプレー、中盤の選手の飛び出しとミドルシュートオーウェンの個人技しか打開策がないでしょう。今日の得点も、ジェラードの鬼ミドルからオーウェンがこぼれ球を押し込むというプレミアでもよく見かける得点パターン。
FWのポストプレーからの展開は捨てて、素早いカウンターメインの方がいいと思う。ボールを奪った後にスコールズランパードはスペースに素早く進入できるし、ジェラードとベッカムのカウンター時のロングフィードは絶品。フィニッシュは相変わらずオーウェン頼りになっちゃうけど、他のFWよりランパードスコールズの方が得点力は上。
今日のように4-4-2のセンターに攻撃的なスコールズランパードを置くと、どうしても守備が疎かになってSBが積極的に上がれないのも問題。サイドハーフは独力でサイドに切れ込んで何かできるタイプではないんで、SBが積極的に上がらないとサイド攻撃が効果的に出来ない。底の位置に攻撃的なランパード起用では彼も持ち味を発揮しづらいし、失点場面のようにバイタルエリアを空けてしまうのとも無関係ではないはず。守備を充実させた上で中盤のタレントを生かす意味でも、バットかハーグリーブスを中盤の底に置いた方が良策。その上でSBをうまく生かしたサイド攻撃と、サイドのジェラードとべッカムを起点にして、スコールズランパードが中からどんどん飛び出していく攻撃が有効だと思う。