ローマのサムエルのレアル・マドリー行き

火曜日にはカルロス・マルティネスとアントニオ・バスケスがバルディーニと数時間の交渉を行った。いったんは合意したかに思われたが、その後トーンダウンし、最終的にはまた話がまとまったようだ。
この取引を難しくしていたのはまさにアブラモビッチの存在だった。500万ユーロ(約6億7500万円)の差は、経営難の解消のため資金を必要としているローマを大いに悩ませていた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040521-00000004-spnavi-spo.html

あとは本人のサインだけらしい。決まるかどうかは分からないけど、この先アブラと選手を競合するチームは移籍金の引き上げに頭を悩ますだろうね。油が誰を獲ろうと移籍金を未払いするわけではないから別にいいけど、移籍金が正当な額より引き上げられてしまって市場のバランスが崩れるのが嫌。サムエルの移籍金も最初の額よりはかなり高騰しているんでしょう。
給料にしてもそう。選手にチェルシーと同じ基準で給料を払ってしまったら普通のクラブは経営が成り立たなくなってしまう。
マケレレギャラクティコと比較したレアル・マドリーの自分に対する待遇に不満を抱いてチェルシーに売り飛ばされた。マドリーの守備が崩壊したのと相成って、この事についてレアル・マドリーの方針だけが悪いみたいな論調が多いけど、果たして本当にそうだろうか。もしマドリーがマケレレの言い分に全て従って今チェルシーで貰っている額と同じくらいに給料を上げてしまったら、同じギャラクティコではない中心選手のエルゲラソラーリカシージャスの給料も同じように上げなくてはならない。そうしたらレアル・マドリーというクラブの経営は成り立たない。この不況下の中、そういう経営方針で成り立つのはチェルシーだけ。これらの選手がジダンロナウドのようなギャラクティコと比べてピッチ上の貢献度が低いなんて思わないけど、肖像権なんかを含めたマネーの貢献度に差があるのは事実。
マケレレへの待遇等のマーケティングを重視したマドリーの方針が全て正しいとは思わないけど、最近のマドリー批判で言われているようにマドリーの方針が全て間違っているわけではない思う。話が外れて何が言いたいのか分からなくなったんで終了。チェルシーと、サムエルを獲得したマドリーの戦力構想の展望について書こうと思ったんだけどなあ。
レアル・マドリーについては最近批判しか見ないんで何か書こうと思う。別に好きではないんで、結局は批判になるかもしれないけど。一つ言うとペレス会長はただの馬鹿ではないという事です。嫌いだけど。