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詳しい試合内容はスポーツナビの速報で。

イゴール・ボブチャンチンvsダン・ボビッシュ
 ボビッシュが1Rは上になって主導権を握るもすぐにスタミナ切れを起こす。2RにボブがパウンドでKO勝ち。
 スタミナが切れなかったらボビッシュが勝っていた。やっぱりボブはヘビー級じゃなくてミドルでやって欲しい。ヘビーでもそこそこは活躍できるだろうが、トップクラス相手には厳しい。ミドルでもそう簡単にはいかないだろうけど。-93㎏ならなんとか絞れるでしょう。
セルゲイ・ハリトーノフvsLAジャイアン
 ハリトーノフが開始早々テイクダウン。ニーオンーからパウンドを連打して、最後は腕十字でハリトーノフの一本勝ち。
 やはりジャイアントは、グラウンド技術のないMMA素人だった。PRIDE本戦なんだからこの辺の人選は考えてもらいたい。一方のハリトーノフ強かったね。でも相手が相手だからなあ。実力判定できる相手との試合が観たい。期待しています。
ムリーロ・ニンジャvsアレクサンダー大塚
 金的で中断。再開後、圧倒的なニンジャペースの中、最後は肩固めでニンジャの一本勝ち。
 実力差がありすぎた。アレクが弱いと言うより、ニンジャが強い。大して試合が盛り上がったわけでもないし、どんな意図があって組んだのかな。昔みたくニンジャとミドル級トップクラスの試合が早く観たい。
中村和裕vsドス・カラスJr.
 相変らずスカイハイは素晴らしい。これを聴くとドスを応援したくなる。1Rは中村ペースで中々いい試合だったけど、その後は両者スタミナ切れも目立ち、ドスの消極的なファイトもあってイマイチ。せめて中村が極めていれば盛り上がったのだろうけど。中村の判定勝ち。
 中村は柔道家らしく腰が強い。簡単にはテイクダウンを奪われず、逆にドスをテイクダウンしていた。ただグラウンドでいいポジションになって関節技を狙っても、そこからなかなか極められない。ドスが粘ったというもあるだろうけど、中村も極めがあまりうまくないんだろうな。極めに固執せず、グラウンドでいいポジションを取ったなら、そこから打撃で攻撃していった方がいいのでは。決定打が出せないのにスタミナがあまりないのも厳しい。スタミナをもう少しつけた方がいい。誰かさんとは違って、謙虚なコメントは好感が持てるので、発言通り武士道で経験を積んでいってください。期待は出来る。
マーク・ケアーvs山本宣久
 なんじゃこりゃ。ケアーの一人DDTでヤマヨシの勝ち。ケアーは体調が戻ったとしても全盛期に姿は取り戻せないだろうし、進化し続ける今のMMAでは厳しいのでは。ヤマヨシはコメントまで相変らずの感じで。せめて相手をリスペクトしようや。GPではなく、身の丈にあった相手とやっていてください。
ヒース・ヒーリングvsガン・マッギー
 ヒーリングの判定勝ち。大雑把な打撃戦に終始して、期待したほどおもしろい試合にはならなかった。とはいえ他の試合よりレベルは高かったが。どちらも研ぎ澄まされたものがないので決定打が出せない。判定はヒーリングの積極性を取ったと思うけど、2人の間に差はほとんどなかった。マッギーは体調が万全でないようにも見えた。どちらもこのままでは真のトップクラス相手には厳しいのかもしれない。
ミルコ・クロコップvsロン・ウォーターマン
 いきなりウォーターマンがテイクダウン。ただガードの状態から、パスガードもインサイドからの有効なパウンドもできない。これでは苦しい。隙をみて立ち上がられると、後はミルコの独壇場。浅く入ったハイキックからサッカーボールキックの連打でミルコのTKO勝ち。
 相変らずミルコの打撃は凄まじい。ガードワークも向上していた。ただこんなに簡単にテイクダウンされるとは思わなかった。距離感を誤ったのか、ウォーターマンのパワーが予想以上だったのか。今日のミルコでは、打撃と連動して組み付いてくるヒョードルのテイクダウンを凌ぐのは厳しいのかもしれない。グラウンドに持ち込まれたらヒョードルのパウンドを凌ぐのは至難の技。

次は武士道。果たしてミルコは出るんだろうか。コメントでは立ち技限定の試合を望んでいるけど、PRIDEの人脈でいまからミルコに見合う立ち技の相手を探すのは難しそう。出るのならやはりPRIDEルールでの試合が観てみたい。下手に連続出場して体調を崩すよりは、ヘビー級GPに集中するのも一つの手だと思う。